「やってみないと」「わからない」とは

やってみないとわからない、ってよく言いますよね
でもそれって実際どれくらいやったら何が分かるんでしょうか?

私事ですが、最近勉強がてら動画投稿をしています
本記事における「やってみないとわからない」と意図が適合しましたので、
せっかくなので僕の考えを書いていきたいと思います

ということで、まずは「わからない」を見ていきましょう

 

やってみないと「わからない」とは

実際のところ、何がわからないのでしょうか?
僕の考えでは、この「わからない」とは「適正な評価が出来ない」と捉えています
そしてこの「適正な評価」は、超高度ではなくセミプロ付近のレベルが対象です

というのも、超高度なものは自身も超高度である必要があります
言葉の文脈を鑑みても、「お金を稼ぐ」レベル感での用途が多いのではないでしょうか
そういった意味でも、このあたりのレベル感が妥当かと思います

 

では、適正な評価をするには何が「わかれば」よいのでしょうか
そう考えた時、3つの要素があると考えます

  • 学習コスト
  • 作業工数
  • 技術介入の余地

これらについて、学習コストや作業工数については説明の必要はないと思います
ということで、技術介入の余地について少し書いていきます

 

技術介入の余地

技術介入の余地、とは読んで字のごとくですが、
「技術のある人」と「ない人」でどこに差が付くか、ということです
ではなぜこれが「やってみないとわからない」のでしょうか?

というのも、今の社会においてほぼすべての事柄は共有されています
基本的なチュートリアルから便利なテンプレートまで、です

例えばプログラミングを考えます
見てくれの素晴らしいサービスを作ることは実は簡単です
難しいのは見えない内部処理の保守性と、環境間での見てくれの互換を保つことです

例えばブログを考えます
デザイン性や機能性、サーバを立てることは実は簡単です
難しいのは……僕はレベルが高くないので分かりませんが、少なくとも上記ではありません

ということで、どこが「技術」なのか、はやってみないと分からないわけですね

 

「やってみないと」わからないとは

では、どれくらいやってみれば「分かる」のでしょうか?
これについては、3+α段階あると思っています

基本的には3段階までやって「最低ライン」だと思いますが、
2段階まで到達すれば「事故らない程度の評価」は出来ると思います

 

段階1: 方法論を学び、最小単位を作成する

何をすれば実現できるのか。どれくらい作業が必要なのか。準備はあるか。
こういったざっくりとした作業概要を学び、実践するレベルですね

ブログであれば、1記事非公開で書いてみる。
動画であれば、1動画非公開で作ってみる。
プログラムであれば、とりあえずの動くモックを作ってみる。

こんなレベル感です
多くの人はこのレベルで「やってみた」と評すると思いますが、
ここまでは思考停止で出来るため、あまり意味はないと思います

 

段階2: 他者に見せる前提で作業完遂する

これは、段階1の内容を「他者に見せる前提で」完遂するレベルです
僕の経験則では、この1と2の間がとんでもなく広いです

それっぽいものを作るのは、脳死でチュートリアルに従えば出来ます
ですが、それを恥ずかしくない最低限のラインまで作成するのは大変です
というのも、細部という「どうでもいい部分」が実は「積算で最大値」だからです

ここまで出来て初めて「チュートリアルを完遂した」と言えるでしょうか

 

段階3: 段階2を一般的な最小単位で継続し、改善する

これは、段階2をある程度続けるということですね
例えばブログであれば100記事、動画であれば定期投稿1ヵ月など。
これくらいはやらないと成果でないよね、という最低単位になります

ここに来て初めて、作業に余白が生まれます
その余白で何をするか、を通して「技術介入」が実感できるはずです

裏を返すと、余白が無いうちは「技術介入」の余地はありません
知ってるか知らないか、だけの薄い「技術もどき」でしかないからです
「思考と試行の積み重ね」という「技術」には到達できないんですね

 

ざっくりとこんな感じでしょうか
思ったより「やってみないと」のハードルって高くありませんか?

 

おわりに

結局のところ、段階3はとても労力がかかります
食っていく予定があるとか、何らかの選択肢として考えたいのであれば必須でしょうが、
他者に発注するための下地、という意味なら段階2で十分だと思います

なので、個人的にはどちらを目標とするか定めた上で取り組むのがベターだと思っています
ちなみにそれで言うと、僕の動画投稿と配信は段階2を考えており
ブログは段階3まではやろうかなと思っています

 

まあ実際はこんな高尚なことは考えてなくて、どれくらい興味があるかって感じですが
こういう風に考えるとなんか圧倒的成長している気がしませんか?

俺は今lv2から3になろうとしている、みたいに疑似的なマイルストーンを設定するのは
モチベを保つ際にとても便利なので、皆さんも是非使ってみてくださいね

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