武器になる「本当の好き」の探し方

皆さん「好きなこと」ってありますかね?
最近の世の中では、「好き」を武器にすることが出来ます
「好きなことで生きていく」なんてフレーズも聞きますね

だからこそ、何を武器にすべきかは重要なのではないでしょうか
というか、物質的/画一的な幸せという概念が崩れ去った以上、
自分の中での「自己満足」をどこに置くかはそもそも「人生」において重要です

ですが、これは中途半端な「好き」では成り立ちません
差が生み出せる。自己満足が出来る。
それは、「本当の意味」で好きでなければならないからです

ということで、今回は「本当の好き」を判定する基準を書いていきます

 

「本当の好き」の構成要素

私は「本当の好き」の構成要素は主に3つあると考えています
これらすべてがあると判定された場合、人生の軸になり得ます

  • 向上心があること
  • モチベーションが高いこと
  • 上記の状態が長期間続くこと

人生の軸になり得るものであり、武器になり得るもの。
それは一般的な水準から大きくかけ離れた情熱があることだと思います
だからこそ人と差別化出来るし、自己満足の対象足りうるわけですね

ということで、この3要素をそれぞれどのように判定するか見ていきましょう

 

要素1: 向上心があること

上達そのものに対して、熱量があるかという事です
でも実際のところ、大概の事象に向上心ってありますよね?
時間投資しておきながら上手くなる気はない、なんてあるんでしょうか?

私は、向上心にもレベル感があると考えます
ここで言う「向上心」とは、「本気の」向上心があるかどうかです
これから書くいくつかの事象について当てはまれば、そうであると判断します

 

自らを客観視して学習する姿勢がある

ゲームであればリプレイを。カラオケであれば録音を。
どんな形でも構わないので、客観視しているかどうかが問題です

この要素が大事なのは、このプロセスそのものは面白くないからです
面白いのは行為そのものではなく、その後の景色だからです
だからこそ、これが出来ていれば向上心があると言えるでしょう

そしてこれは、継続的で計画的である必要があります
気が向いたとき……であれば、誰でも出来るでしょうからね

 

失敗を求める/まずは挑戦する

失敗して黒歴史になったとしても、臆せずやれるかどうかです
これはそのために恥を忍んで環境を作る事も含まれます
例えば有名な人にアプローチするとか、そういう類のことですね

成長に効率の良い環境は、やはり失敗が多く発生する環境でしょう
そしてやはり失敗そのものは面白いものではありません

ですが、これも先程の例と同じ理屈です
行為そのものではなく、その後の景色の為に最適な行動をしている訳ですね
それが出来るからこそ、向上心が高いと言えるのです

 

番外: 嫉妬心がある

本当に向上心がある場合、嫉妬心が沸くことがあります
これは、「どうでもいい」って思っていないことの裏返しとも言えます

とはいえ、些細なことに嫉妬をする人には当てはまりません
嫉妬することはほぼ無く、大概は軽く流すような人にとっての話ですね
そういった人が強く感情を動かされるのであれば、可能性は結構あると思います

 

 

要素2: モチベーションが高いこと

まあ当然モチベーションは必要ですよね
高いモチベーションが無ければ、高い向上心も見込めません
向上心と似たようなものではありますが、順序性で言えばこちらが先でしょう

とはいえ、向上心に到達してもそれだけでは折れてしまいます
なので、モチベーションは高く維持できている必要はあるでしょう
では、何をもってモチベーションが高いといえるのでしょうか?

 

そのことをどれだけ考えてしまうか

お昼休憩とか、寝る前とかにふと考えてしまうことがあるか。
暇なときに、そのことについて調べたりしているかどうか。
これは無意識レベルでの優先度の指標である、と私は考えています

それこそ「暇さえあれば考えている」であったり、
空いた時間はすべて調べて勉強している、って感じですね
そこまでいければ、モチベが高いといって差し支えないでしょう

 

隙間時間をどれだけ活用しているか

空いた時間って結構あると思うんですよね
そのような時間を、どれだけ活用できているかという判断基準です
これは、自分の時間がどれだけあるかで少し判断が変わります

時間が大量にあり、すべての時間を投資することに耐えられない場合。
そういった場合は、「暇つぶし」は「本当に好きなことの準備時間」になります
前述の要素のように「肉体的に無理なので調べる」みたいな発想でしょうか

時間があまりなく、すべての時間を投資することが出来る場合。
そのような場合は、隙間時間で暇つぶしをほぼやらない形になるでしょう
すべての時間を極力投資出来るように立ち回っているはずです

 

要素3: 上記の状態が長期間続くこと

これは読んで字のごとくなので深くは書きません
上記の向上心/モチベが、長期間続いても劣化しないかということですね

但し、これらの要素は多少の揺らぎはあります
それこそ株のチャートだったりsteamの同接グラフのように波はあります
そのあたりを加味しつつ、年単位で評価するとよいと考えます

注意して欲しいのは、オンラインゲームとかのケースです
こういったケースでは、単純に「好きが持続した」だけでは無い事があります
ゲームそのものが面白くアップデートされていますからね

だからこそ、短期でしか評価できないもので評価するのはお勧めしません
例えるなら「APEX」ではなく「FPS」。「FPS」ではなく「対人ゲー」。
そういった形で、少し抽象度を上げて評価するとベターだと思います

 

おわりに

ということで、好きの探し方について少し書いてみました
これらの要素は最初からある訳では無く、いつのまにかそうなっていたりします
だから、「振り返ってみたらそうかも」という使い方が好ましいでしょう

また、「本当の好き」を武器にしたいが為に「好き」を勘違いするケースが散見されます
これは「好き」が「社会的価値」と合致しないと武器として意味がないように感じるからです
上記の条件に合致しない「好き」は紛い物で、きっと武器にはなりません

 

「本当の好き」に該当する「事象」を正しく選定するのも大事です
先程は「抽象度を上げる」と表現しましたが、それだけではないと思います

例えば、「FPSが好き」と言いつつ「実銃」が好きなのかもしれません
「チームプレイ」が好きなのかもしれませんし、「駆け引き」が好きかも知れません
もしかしたら「人を殺す」のが好きなのかもしれません

「好き」の対象は、与えられた「器」に依存するものではないはずだからです
この辺りは、機会があればまた書いていこうと思います

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