リアル待ちガイルは「倫理的グレー」なのか?
待ちガイルシリーズ第三弾になります
続きものの記事になりますので、やはり下記にリンクを貼っておきます
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第一回: リアル待ちガイルを使わないという「制約」
第二回: リアル待ちガイルを使えないという「制約」
第三回: リアル待ちガイルは「倫理的グレー」なのか?(本記事)
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前回は「リアル待ちガイルを使えない」というところに焦点を当てました
今回は更に「リアル待ちガイル」について深堀していきます
前回の要点
前回/前々回までをまとめると、大体こんな感じになります
細かく見るのであれば是非リンク記事を参照ください、結構自信作です
さて、リアル待ちガイルとは
- リアル待ちガイルは、楽に結果が出るが倫理的グレーである
- 使えないのは実は「プライド」を「倫理」とはき違えているから
という感じでここまでお話してきました
ということで今回の話に入っていきましょう
リアル待ちガイル≒倫理的グレーとは
重ねて言いますが、「リアル待ちガイル」とは倫理的グレーの行動です
ですが、「倫理的なグレー」ってどういう意味でしょうか?
それすなわち、「倫理」とは何でしょうか?
人倫の道。社会生活で人の守るべき道理。人が行動する際、規範となるもの。 (精選版 日本国語大辞典より)
辞書で調べると、このように出てきます
そして倫理と道徳は極めて近いものであり、道徳と調べるとこのように記されています
人間がそれに従って行為すべき正当な原理(道)と、その原理に従って行為できるように育成された人間の習慣(徳)。はじめ慣習、風習、習俗の中に現われるが、人間の批判的な自覚の高まりとともに、慣習や習俗を批判し反省しながら、慣習から分化した精神的規範や規準として現われる。(精選版 日本国語大辞典より)
とまあ出てきます
「道徳」は狭いコミュニティ内のことを想定しているのに対し、
「倫理」は社会レベルでのことを想定しているが、おおよそ意味は同じです
範囲は、その規律が効力を持つ範囲でもあります
倫理を守らないと、社会の範囲で批判を受けるように、
道徳を守らないと、コミュニティの範囲で批判を受けます
ですが、逆を言うとその範囲にしか効力はないと言えます
倫理的グレー≒道徳的グレーである
思うに倫理や道徳というのは「思いやり」や「気遣い」ではないでしょうか
そしてそれは、社会レベル……つまり全員の価値観に存在する必要があります
「気遣い」はボランティアと同じで、余裕がなければ「自己犠牲」になってしまいます
そして、社会的価値観のベースは情報化により「世界基準」になりました
「成長国家」から「斜陽国家」になったことで価値観は「現実的」になりつつあります
そう考えた時に、僕は社会レベルの不文律的な規範……いわゆる倫理は無いと思います
そんなことを守る余裕も無ければ、そもそも共通の価値観でも無いのです
法令順守すらままならない現状では、もはや倫理とは「法令順守」なのかもしれません
私は待ちガイル記事の初回で、グレーな事象のランク付けを行いました
そこで「倫理的グレー」と評した内容を「待ちガイル」と捉えました
ですが、恐らく本当は違うのです
実際のところ、「倫理的グレー」とは「道徳的グレー」でしかないのです
道徳的グレーは際限が無く、守る必要もない
有名人に媚びる。上司にゴマをする。待ちガイルを使う。
こういったなんか「ダサい」って行動は、プライドと同義です
ですから、これは際限なく当てはめることが出来ます
ではなぜそれを制約するのでしょうか?
それはプライド……要するに自分自身の自己評価と、
「プライドの形成に至った環境」、つまり自分の「ムラ」での評価を守る為です
自分の周りでは待ちガイルは「ダサい」。
だから使わないし、何よりそのコミュニティで生き残りたい。
これは至極真っ当でしょう
ですが、今の時代における「成果」とは「数」です
狭いコミュニティで、絶大な評価を受けることに「価値」はありません
より多くの人にから、少しだけ評価を受けることのほうが「価値」があります
であれば、「分かる人には分かる」という「ムラの道徳」を守る必要がありません
「10人に好かれて90人に無視される」か、「90人に好かれて10人に批判される」か。
この二択であれば、後者こそが「価値が高い」と言えるからです
おわりに - 待ちガイルへの回帰
参加者が全員待ちガイルを使いだして、それがもはや当たり前になった。
であれば待ちガイルを封印しては参加すら出来ないから、諦めて使え。
このシリーズは最初から最後までこういうことになりますね
これは、道徳や倫理が「数」の「成果主義」になったからでしょうか
だからこそ、古い価値観のままでは何も出来ないのでしょう
「価値観」って「都合が良い」んですよね
活動をしていくと、「待ちガイル」と「それ以外」で数字がかなり変わってきます
その数字を見ると、どうしても「待ちガイルは正義」という風になってきます
僕は今の活動を趣味と割り切っています
ですが、恐らく活動を続けていった場合一年ほどで完全に染まりそうな気がします
youtuberがどんどんそのように変わっていくのも納得です
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みたいなタイトルの記事が出たら察してください
Xデーは着々と近づいております