ロープのゲーム(EAアカウント/エーペックスレジェンズのアレ)(レビュー)

天使の夢はひとつだけ。人間になりたい

 

[作品名]

不明 [公式サイト]※PCでのアカウント作成が必要。3/29現在、ロープは出来ない可能性あり

[プレイ時間/進行度]

2時間程度/未クリア

 

概要

EAアカウントを作成する際、人間認証システムとしてやらされるミニゲーム
APEX LEGENDS界の「例の紐」と言ったところ
複雑に絡み合ったロープが「2本か」「1本か」を判別する

その圧倒的な難易度から、クリアが出来ず
人間ではないという烙印を押された人が多数存在している

あまりにも理不尽、あまりにも屈辱的。
だが、この体験はここでしか味わえない。

 

評価項目と詳細

本作品では、理不尽な「難易度」、
本作の効果をより高めている「背景」を中心に批評していこうと思う。

 

難易度

ロボット認証システムの難易度なんて大したことがないのが普通だ。
自転車の画像を選んだり、ペンギンの画像を選ぶだけ。
数問やれば終わる。

だが、本作はそのレベルではない。
サムネイルを見てもらえれば分かると思うが、即時判別はとても難しい。
それに加え、問題数が恐らく最低15問であり、時間制限もある。

「人間」なら通過できるはずの認証システム。
だが、実際は「AI」で画像認識したほうが可能性がある。

この矛盾が、とても魅力的だ。
こんな理不尽で矛盾したゲームを、ここ最近見ただろうか。

 

背景

本作はアカウント作成の時に行われる。
ただただ難易度が高いだけの「ゲーム」ではないのだ。
いわば本物のゲームの「前座」なのだ。

だが、このゲームは前座のレベルではない。
人間ではない、と何度も烙印を押される以外の道はない。

更に素晴らしいのが、認証に失敗する度に問題数が増えていく。
一度失敗したら、お前はスパムだと言わんばかりに難易度が上昇する。
ここまで的確に心を折る設計のゲームはあっただろうか?

 

極めつけは、スマホでアカウントを作成すると超絶簡単に作れることだ。
すなわち、このゲームは「無駄」そのものなのだ。

囚人に「穴を掘らせて埋めさせる」というのをひたすらやらせると発狂するらしい。
無意味で辛いものに、人間は大きく心を折られるのだ。

このゲームは、それを体験させてくれる。

 

総評

人間だと証明するために、人間性を失っていく。
この理不尽で非合理な体験を、この時代に経験できるだろうか。

ゲームは果てしなくつまらないし、辛い。
だが、その体験は尊く、苦い。

「非日常体験」というゲームの「本質」を突いた本作、非常にお勧めである。

 

個人的お勧め度: ★★★★★★★★★★☆(9/10)

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